土木鉄骨工事の記事
2階にいると床が揺れる(ぶかぶかする)感じがするとの事で相談を受けました。
設計士とも打ち合わせをし対策を考えました。
かなり古い建物のためかスパンに対して梁が小さくたわんでいる可能性が伺えます。
そして対策として梁の中央に支柱を施工し2階の床を支える工事を行いました。
また既存の筋交いも細く頼りないのでこちらの補強工事もも同時に行いました。
工事前の状況
柱位置を印し、ジャッキで梁を押し上げパイプサポート(仮設支柱)を立てます。
柱位置にカッターを入れ掘削し突き固めます。
コンクリートを打設し鏝で仕上げます。コンクリートがしっかりと固まるまで養生します。
次に筋交いの補強工事です。現状の筋交いは5cmのアングルです。
既設の筋交いはそのままにして新たに10cmのチャンネルを施工します。
壁面の溶接作業のため、動かせない機器や配線などがあり溶接の火花や熱で損傷・火災しないよう対策して作業しました。
工事完了後、見た目にも建物の強化が感じられお施主様も満足されているようでした。
工事はお施主様の夏休み期間を利用し行いました。
工事前はいろいろな荷物がたくさん置いてありましたが工事がしやすいように綺麗に片づけていただきとても助かりました。
地境杭はあるものの、特に境目を示すラインはありませんでした。
近隣に区画分譲されてたくさんの住宅が建つようになったため今回お話をいただきました。
地境杭を基準にラインを決めやり方(※)を設営します。
※やり方とは、基礎工事に着手する前に内外面などの水平位置を表示するため、また基礎にあたる高さの基準とするために設ける仮設物
掘削、鋤取り、転圧し基準ラインに沿って型枠を入れコンクリート圧で動かないよう固定します。
ベース筋を施しコンクリート高さをレベルで印しコンクリート打設します。
コンクリート硬化後、型枠を外しブロック工事のための墨出しをしてその後は専門業者に委託します。
ブロックを積みフェンスをとりつけました。
次に車庫扉工事です。現在出入口はシャッターが使われています。
御施主様は入口の高さがもっと必要との事でした。
どうしてもシャッターですと収納ボックスが必要となり高さが制限されます。
なのでシャッターを撤去し大きな扉にして入口高さを設ける事にしました。
施工前
シャッターボックスが無くなったことにより35cm程入口が高くなります。
扉は自社製作品です。
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