2021年5月にも補修工事が行われましたが、今回はまた違う箇所が破損し鉄板がめくれて鉄屑が引っかかって詰まってしまったようです。
プレス鉄屑シューターはこのブログが始まる数年前から何度も補修工事をしています。
その度に破損した面を「耐摩耗鋼板」という耐久性の高い鉄板を貴社から支給してもらい溶接してきました。
今回の破損箇所はその「耐摩耗鋼板」に穴があきました。
はじめ聞いたときは「マジか?」と疑いましたが現場を見るとほんとに穴があき鉄屑が挟まっていました。
これが原因となり鉄屑が積み上がり塞いでしまい排出出来なくなったようです。
耐摩耗鋼板を発注すると時間を要しますし、今回のことで耐摩耗鋼板の信用も...との事で通常の鋼板で補修することとなりました。
鋼板ですが現状4.5mm厚のところ、倍の厚みの9mmの鋼板を使用します。
地下に潜り作業場をつくりシューターを接合部で外し下ろします。
耐摩耗鋼板なのですが思ったより簡単にグラインダーで切れました。
溶接完了後、シューターを吊り上げ元の位置に接合しボルト締めします。
作業場を解体し、もう1か所の補修工事にかかります。
補修したシューターから落ちた鉄屑を受ける部分も破損しているのでそこも9mm厚の鋼板を溶接で補強します。
地境杭はあるものの、特に境目を示すラインはありませんでした。
近隣に区画分譲されてたくさんの住宅が建つようになったため今回お話をいただきました。
地境杭を基準にラインを決めやり方(※)を設営します。
※やり方とは、基礎工事に着手する前に内外面などの水平位置を表示するため、また基礎にあたる高さの基準とするために設ける仮設物
掘削、鋤取り、転圧し基準ラインに沿って型枠を入れコンクリート圧で動かないよう固定します。
ベース筋を施しコンクリート高さをレベルで印しコンクリート打設します。
コンクリート硬化後、型枠を外しブロック工事のための墨出しをしてその後は専門業者に委託します。
ブロックを積みフェンスをとりつけました。
次に車庫扉工事です。現在出入口はシャッターが使われています。
御施主様は入口の高さがもっと必要との事でした。
どうしてもシャッターですと収納ボックスが必要となり高さが制限されます。
なのでシャッターを撤去し大きな扉にして入口高さを設ける事にしました。
施工前
シャッターボックスが無くなったことにより35cm程入口が高くなります。
扉は自社製作品です。
玄関前の土間が部分的に枕木を埋め込んだ施工をされていたのですが経年により枕木は朽ち果て雑草が生えてしまい何とかしたいとの事で相談を受けました。
車も載るとの事なのでコンクリート工事をお勧めしました。
後日現場を拝見させていただきました。
全体的にはコンクリート仕上げになっているのですが部分的に枕木を敷き、外観を考慮した施工をされていました。
コンクリートの厚さを考慮して土を鋤取りします。
他の箇所のようにコンクリート周りに10cm程度の隙間を施すか聞いたところ不要との事で型枠を入れずに施工しました。
養生期間を経て受け渡しました。